EX-DataConnect
自動車部品サプライヤー向け
EDI支援サービス
「TCS EXシリーズ」
課題
自動車メーカーのほとんどは自動車部品サプライヤー (以下、サプライヤー)に対し、オーダー情報を電子データで提供する仕組みを 採用しています。
また、多くのサプライヤーでは、受け取った電子データによるオーダー情報を 活用し、生産計画を立てたり、ラベル印刷を効率よくおこなうシステム構築を 進めております。
しかし、システム化が進むにつれて「システムの維持」や 「安定した業務運用」という観点で、サプライヤーの抱える負担が 大きくなってきております。
特徴
TCS EXシリーズは、自動車メーカーからの発注データの 「受信→変換→帳票/ラベル印刷」までをオールインワンで行い、 サプライヤーの日々の業務を包括的に支援するEDI支援サービスです。
以下では、「日産PARTNERシステム」を例に、主な機能と特徴を説明します。
図の「受信」を担うのが「EX-DataConnect」です。 TCSデータセンターの安定した接続方式で発注データを受信する 代行受信サービスです。
TCSのデータセンターは自動車部品工業会が提供する JNX回線を敷設しておりますので、専用回線がなくても発注データの受信と サプライヤーへのデータ連携がご提供できるクラウドサービスになります。
また、クラウドサービスだけでなく、オンプレミス(自社内設置)の場合に 有効なソフトウェアモデルの「EX-PLUS」もご提供しております。 EX-PLUSは、ブラウザー接続の手動操作を自動化したソフトウェアになります。
自動車メーカーで指定されたEDIFACT形式の受信データをフラット形式に 変換するサービスが、「EX-TRANS」です。 今まで専用ソフトウェアを使用し、自社でデータ変換をおこなっていた サプライヤーには、バージョンアップ対応などの運用負担軽減や ソフトウェア保守費用の不要などのコスト削減を実現するクラウドサービスと なります。
生産した製品を自動車メーカーへ出荷するのに必要なラベル 出力サービスが「EX-PARTNER」です。内示参照、各種帳票ラベル印刷、 デポ管理機能などを搭載した、旧e-PARTNERの後継アプリケーションです。 デポを持つ日産サプライヤーに最も多く採用されています。
柔軟な対応
TCS EXシリーズは、全サービスをクラウドで提供するタイプはもちろん、 一部サービスはオンプレミス環境で運用するなど、運用面でも柔軟に 対応することができます。
EXシリーズの主な構成事例は下記となります。
TCS EX-シリーズが多くのサプライヤーに利用されている理由として、 前述の運用アウトソーシングサービスをはじめとした ユーザーサポート体制のオプション充実があげられます。
TCS EX-シリーズによる業務の操作支援や各メーカーへの対応等を代行して おこなう窓口サービス「ヘルプデスクサービス」も用意しており、 導入後にもスムーズに利用ができるよう経験豊富なスタッフが対応します。 操作方法からトラブル解決まで利用部門の問い合わせを一括して対応できるため、 導入担当の情報システム部門の負荷を軽減します。
また、お客様の課題解決に向けてシステムエンジニアがプロアクティブな サポートをご提供する「SEサポートサービス」や、 TCS EX-シリーズに最適なインフラ環境を提案し構築する「インフラ構築サービス」 など、導入前から導入後まで一貫したユーザーサポート体制を準備している ことから多くのサプライヤーにTCS EX-シリーズが採用されております。
TCS EXシリーズは、多数のお客様に導入されており、蓄積された ノウハウがありますので安心してご利用頂けるシステムです。 また、お客様のご利用用途に合わせて柔軟なシステム環境をご提供することが 可能ですので 複雑な環境のご相談に関しましても是非弊社までお問い合わせください。
TCS EXシリーズはサプライヤー様が抱える様々な業務課題・ 運用課題を包括的に解決することをコンセプトに開発されました。 また、障害対策・業務継続(BCP)にも特化しており、EDIシステムとして 有効なサービスであると自負しています。 今後もより多くのお客様にTCS EXシリーズを知っていただき、 お客様のお役に立てる提案をおこなっていきたいと思っています。